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Poet and the poems¹

 

詩人與詩

JAPAN

著有詩集《終點》、《詩七日》、《寶物》、《戲言的自由》等。小說《二人乘坐》、《斜坡》。曾獲晚翠獎、萩原朔太郎獎、野間文芸新人獎、紫式部文學獎等。現居住在東京。

Hirata Toshiko

平田俊子

日本

把豆子磨碎
倒入少量热水
沖泡兩杯咖啡
一杯給自己
另一杯是給不在這裡的人

他看似瑟瑟發冷
我應該給他一條圍巾
我應該給他一副手套
我讓他什麼都沒有就走了
悔恨之火,沸騰了
水太冷了

生命是痛苦的 死亡是仁慈的
這樣想會有幫助嗎?
我佯裝沒有注意到
風的甜美和光的耀眼

鮮花盛開 鳥兒鳴叫
在無人的春天裡
情感的點點滴滴成為獨白
盡情地溢出來

我們會隨時把水燒熱
以此來溫暖寒冷的人
立刻煮出一壺咖啡
即使在沒有人回家的日子裡

翻譯——邱振瑞

寒春

豆を挽いて
お湯を少しずつそそぎ
コーヒーを二杯淹れる
一杯は自分のため
もう一杯は ここにいない人のため

寒がりだったから
マフラーを巻いてあげればよかった
手袋を持たせてあげればよかった
何もないままいかせてしまった
悔恨の炎で沸かすのは
冷たすぎる水

生は苦しく 死は優しい
そんなふうに思えば救われるだろうか
風の甘さや光のまぶしさに
気づかないふりをして

花が咲いて 鳥がさえずり
誰かがいない春
感情のかけらがひとりごとになって
いくらでもこぼれ落ちる

お湯はいつでも沸かしておこうよ
寒い人を暖められるよう
すぐにコーヒーを淹れられるよう
誰も帰ってこない日も

寒い春

Poetry and the World

寒い春平田俊子
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Poet and the poems.

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